クローズドループステッピングモーター PULSERVO II

クローズドループステッピングモーターPULSERVOⅡは、ステッピングモーターの特長を生かし、オープンループ制御の弱点であった“脱調”を無くしたステッピングモーターシステムです。 PULSERVOⅡ、PLS2-ECシリーズは、 EtherCATインターフェースを使用し、モーション制御プロファイルCiA402 Drive Profileの次のモードで制御します。
CSPモード(Cyclic Synchronous Position Mode)PPモード(Profile Position Mode)HMモード(Homing mode)

EtherCATの時刻同期モード、 Free run、SM Event、DC SYNC Eventに対応しており、特にDC SYNC Eventではサイクルタイム 250us(min.)と高速に制御することができます。

特長

  • -EtherCAT
    • サポート通信プロトコル:CoE(CAN application protocol over EtherCAT)FoE(File Access over EtherCAT)
    • 制御プロファイル:CiA402 ドライブプロファイル
    • 動作モード:CSPモード(Cyclic Synchronous Position Mode)PPモード(Profile Position Mode)HMモード(Homing mode)
    • 同期モード:Free Run/ SM Event/ DC SYNC Event(250 μs以上)
  • クローズドループステッピングモーターシステム
    位置検出用エンコーダーにより現在位置確認、クローズドループにより位置偏差を修正制御し動作します。
  • 高分解能
    位置検出用エンコーダー、 □20:4,000p/r、□28:16,000p/r、□42,□56,□60:10,000p/rまたは20,000p/rを搭載し、6~10段階の分解能が設定可能です。
  • 最適な電流制御
    負荷に応じた最適な電流制御を行っているため、従来のステッピングモーターに比べ高トルクを実現できます。さらにモーターとドライバーの発熱が抑制され省エネです。
  • ショートストロークでの高速位置決め
    ステッピングモーターなので停止時のトルクが最も高く、起動時に大きなトルクが得られます。さらに「低振動作」機能によってショートストロークの高速繰り返し位置決めに効果を発揮します。
  • Push動作
    設定したトルクに達して押し付けを停止する(Stop Mode)、設定したトルクで押し続ける(Non-StopMode)の 2つ のモードがあります。また、Stop Modeを使って、Push動作による原点復帰が行えます。
  • 安全機能:トルクオフ
    トルクオフ信号(TQOFF)によってモーター励磁OFF状態にすることができます。この信号を使用することでメンテナス時の意図しないモーターの動作を防ぐことができ安全機能として働きます。

 

クローズドループステッピングモーター PULSERVO II

企業

Nippon Pulse Motor (NPM)

日本パルスモーター株式会社