Renesas Starter Kit+ for RZ/N2L

RZ/N2Lは、TSNや産業イーサネットマルチプロトコルに対応しており、機器に産業ネットワークを容易に付加できる、産業イーサネット通信用MPUです。TSN対応の3ポートのギガビットイーサネットスイッチや、EtherCAT®スレーブコントローラを搭載しており、EtherCATなどの主要な産業イーサネット通信プロトコルに対応可能です。

RZ/N2Lはネットワーク専用コンパニオンチップとして最適化されています。外部のアプリケーション用ホストCPUとの接続用にホストインタフェースを搭載しており、機器の内部構成を大幅に変えることなく外部のアプリケーション用ホストCPUとダイレクトに接続し、高速にアクセスすることが可能です。

また、リモートI/O、センサハブ、インバータ、ゲートウェイを1チップで実現可能です。最大動作周波数400MHzのArm® Cortex®-R52、周辺機能として、ECC付き大容量RAMやΔΣ I/F、A/Dコンバータ、PWMタイマ、UARTやCANなどを搭載しており、アプリケーション処理とネットワーク処理を1チップで実現できます。

Renesas Starter Kit+ for RZ/N2Lは、RZ/N2L MPUの評価および開発用のキットです。オンボードエミュレータを搭載しており、付属ケーブルとPCを接続するだけですぐに評価を開始することができます。またボード上にはGigabit Ethernet PHYやOctalFlashなどが搭載されており、RZ/N2Lに搭載している機能評価が行えます。

特長

  • RZ/N2L MPU 225ピン(R9A07G084M04GBG)搭載
  • Gigabit Ethernet PHYやOctalFlashなどが搭載されており、RZ/N2Lの評価やユーザの製品開発が可能
  • Pmod™/Grove®/Qwiic®/mikroBUS™といった汎用インタフェースを搭載
  • 外部拡張用のピンヘッダを準備しており、自由度の高い評価が可能
  • エミュレータ回路を搭載しており、USBケーブルでPCと接続するだけでプログラムデバッグが可能(USBケーブルはエミュレータ接続用と電源用の2種類を付属)
  • ルネサス統合開発環境e² studioとFSP for RZ/N2も使用可能

*ドキュメント、サンプルソフトは、ルネサスエレクトロニクスwebサイトより入手可能

 

Renesas Starter Kit+ for RZ/N2L

企業

Renesas

ルネサスエレクトロニクス株式会社