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EtherCATの宇宙使用: 最高レベルの堅牢性

2015/11 | 国際宇宙ステーション (ISS)では複数のプロジェクトでEtherCATを採用し、ドイツ航空宇宙センタ DLRとロシア連邦宇宙局ROSKOSMOSとの共同プロジェクト “Kontur 2”や欧州宇宙機関ESAのプロジェクト“Haptics”で使用しています。

ISSからはじめて地球上の多自由度ロボットのリモート制御を行いました。このタスクで宇宙飛行士Oleg Kononenkoはドイツ航空宇宙センタのロボット・メカトロニクスセンタが開発したジョイスティック“RJo”を使用しました。フォースフィードバックにより低重力環境の作業者でも地上のロボットの接触力を感じることができるようになっています。ジョイスティックのセンサとモータはEtherCATネットワークに接続されています。このDLRのプロジェクトではISSとの通信リンクは2~4msという非常に短い往復時間になっていますが、通信帯域は非常に狭く、しかもISSが上空を過ぎる数分しか使用できません。

プレスリリース